どうも、あさとです。
今回紹介する湯治ができる宿泊施設励明園(れいめいえん)はサウナメインの施設ではありません。
しかし漢方の湯(薬湯)があまりに凄いとの噂を聞きまして気になっていたので体験してきました。
漢方の湯と言えば、関東だと埼玉の草加健康センターの効仙薬湯がかなり濃いということで有名ですね。
体の皮膚の薄い部位であるあの大事な箇所がピリピリと刺激を感じるレベルなので”チンピリ”という表現が一部のサウナーの中で使われていたりします。
以前、サウナイキタイでTシャツを売っていたりもしましたよね。
その”チンピリ”体験を関西で、というわけで(というわけでもないのですが)行って参りました。
*画像出典元:励明園より転載許可済
Contents
【励明園】施設の様子
励明園に到着〜!!
外観は小さな旅館。
ビジネスホテルでもあるようです。
励明園の看板が出ていますね。
早速中へ入ってこちらがフロントです。
こちらに若いご主人が出てきて対応してくださいました。
日帰り温泉と伝えた場合、フェイスタオルのみ無料でお借りできます。
今回はバスタオル(200円)もお借りしました。
バスタオルは入浴料金に含まれていないので持参しても良いようです。
大きな荷物はロッカーに入らないのでフロントで相談しておきましょう。
受付が済んだら女湯へ。
ロッカーは細長いタイプの上下半分サイズ。
脱衣所はロッカー、ベンチ、ドレッサー、ドライヤー、扇風機、お水(お茶だったかなうろ覚え)が用意されています。
準備して浴場へ。
浴場には、軟水湯、漢方の湯、水風呂、ラジウムドクターサウナがあります。
洗い場にはシャンプー&コンディショナー、ボディーソープは備え付けでありました。
ゴシゴシタオルはないので持参がベター。
浴場は広くないですが、休憩用にお風呂椅子が置かれています。
まずは軟水湯。
入るや否やお水の柔らかさを感じます。
とても柔らかい。

軟水湯 出典:励明園
ご主人曰く、軟水生成装置の設定をしっかり守っているとこれくらい水の柔らかさが感じられるものなんだそう。
恐らくちゃんと軟水装置の設定が守られてない銭湯も中にはあって、もし軟水の柔らかさが感じられない銭湯があればそれは設定が原因だと思いますとのことでした。
軟水湯、漢方の湯、水風呂全て同じ軟水の装置を使用されています。
そして、漢方の湯。
画像を見て欲しいのですが、

漢方の湯 出典:励明園
とんでもない色をしてます。
他の施設の薬湯と比べるのもあれな感じですが、草加健康センターの効仙薬湯や静岡しきじの漢方風呂と比べても色の濃度が更に濃い印象。
そして漢方臭も脱衣所に居る時点で漂って来るのでなかなかのもの。
励明園の漢方の湯は14種類の生薬が配合されているそうなんですが、その漢方が入っている袋はまるで土嚢袋のようなずっしりと重たい袋でした。
5名程度入れる浴槽に、かなりの量の生薬を使用しているんだなというのがみた感じで分かります。
励明園では、【漢方の湯の入り方】があるのでそれを次で説明してきます。
【励明園】漢方の湯の入り方
励明園の漢方の湯には入り方がありまして、
脱衣所にこのように漢方の湯の入り方の説明書きがあります。
漢方の湯の入り方
- 石鹸で体を洗います。
- 軟水湯で体を温めます。
- ラジウムサウナに30分入ります。
- 浴室内で10分〜15分休憩します。
- 漢方の湯に7分〜10分入ります。
- 休憩と漢方の湯を1回〜3回繰り返します。
- 休憩室で体を1時間休めます。
1〜7を1浴として、1日3浴が効果的です。(健康効果には個人差があります。)
と、あります。
最短でも1浴するのに2時間程度かかりますね。
3浴するなら6時間程必要になってきます。
1日ゆっくりと時間を取って行うような内容になっています。
ラジウムドクターサウナは普通のサウナとは違うのようで入り方が決まっています。
ラジウムドクターサウナの入り方にも公式HPに注意事項がありました。
<注意・禁止事項>
出血されている方 伝染病をお持ちの方はご利用できません。
刺青のある方、泥酔されている方のご入湯はお断りしております。
ラジウムドクターサウナは、一般のスチームサウナとは違います。次のような入浴はおやめください。
・1回30分以上のラジウムドクターサウナ入浴。
・妊婦さんのラジウムドクターサウナ入浴。
上記に当てはまらない場合も、ご自身の体調にあわせて無理をせずご入浴ください。不安な場合や初めての方は、スタッフにご相談ください。
入浴後は、漢方・ラジウムの効果により、メンケン作用(疲れ・眠気・倦怠感・発汗など)が出ることがあります。その際は自分で判断せず、スタッフにご相談ください。
他のお客様への迷惑になる行為はお断りします
そして、この漢方の湯の入り方ポスターには漢方の湯に入る時の注意書きとして、
「※男性は急所を両手で包んでください」
とあります。
これはネタではなくて本当に皮膚の薄い部分をガードして入らないとかなりの刺激を感じるからなんです。
女性も油断せず股を閉じ気味で入ったほうが賢明ですw
こんな感じなのでこちらの施設はサウナだけ切り分けて紹介することはできないのですが、
念のためサウナについても少し触れておきます。
【励明園】サウナ・水風呂・休憩
ととのうサウナのチェックポイント | |
サウナ特徴 | ラジウムドクターサウナ |
サウナ温度 | 60℃ |
サウナ湿度 | 低い~並 |
水風呂温度 | 20℃ |
水風呂特徴 | 深さ40㎝、水流あり |
サウナ浴用休憩場所 | 浴場内のお風呂イス、または脱衣所のベンチ |
ロウリュ | なし |
無料アメニティ | SCB |
レストルーム有無 | 宿泊棟に日帰り休憩用のお座敷広間あり |
サウナ
ラジウムドクターサウナ室の温度は60度。
湿度調整のために壁からミストが吹き出しています。
ここで30分じっくりと体を温め毛穴を開いて漢方湯への準備をするためのサウナ室です。
水風呂
水風呂は、サウナ室から出て左手に一人用程の浴槽があります。
水道の蛇口があり、ひねってかけ流しできるようになっています。
使っている時以外は蛇口が閉じられていて、自分が入る時に蛇口をひねって掛け流しにするという感じでした。
休憩
入浴中の休憩場所は浴場内のお風呂椅子での休憩。
もしくは脱衣所に出ている方もいらっしゃいました。
脱衣所には扇風機が回っていてベンチもあります。
そして一通りの入浴を終えた後、2階に日帰り温泉利用者が休憩できる座敷広間があります。
そこで雑魚寝スタイルで休憩することができます。
仮眠用に枕やタオルケットの準備があります。
ヨガマットやバランスボールもあるので、ここでヨガする人もいるのでしょうか。

うちの主人が大の字で寝ています。
【励明園】利用してみた感想
ここまで励明園の漢方風呂の入り方をブログで偉そうに説明していますが、
実はあさと、完全に間違った入り方をしていた事を入浴終盤になって気づきました。
フロントでご主人が受付してくださった際、「中に入り方書かれていますので読んでくださいね。」
と説明してくれていました。
しかし入り方がどこに書いてあるのか見当たらないまま何となく入り始めてしまいました。
洗髪、洗体、軟水湯。
ここまでは正しい入り方として正解でした。
この後、
ラジウムドクターサウナ15分→漢方の湯5分→ラジウムドクターサウナ15分→漢方の湯5分→水風呂(冷えるまで)→休憩
これを何度か繰り返すというめちゃくちゃな自己流アレンジで入ってしまいました。
漢方の湯の後にラジウムドクターサウナに入ると皮膚の刺激がピリピリではなく、皮膚が燃えるように熱いになり、
「これが効いている証拠かな?」と完全に勘違いしていました。
最後の休憩を取ったあたりで脱衣所にある【漢方の入り方】と書かれたポスターを発見。
「げ、全然入り方違うかったやん…」
…もう今更手遅れではありましたが、しげしげとポスターを眺めました。
(私の入り方は真似せずにちゃんと漢方の湯の入り方を参考にして入っていただきますようお願いします。)
しかし励明園の漢方の湯は今まで入った薬湯・漢方風呂とは比べものにならないくらい濃いくて匂いも最強、刺激も最痛クラスでした。
漢方は黄色ので入ると一時的に肌が黄色くなりますが、しばらくするとちゃんと元の肌色に戻りました。
漢方の入った重たい袋を肩に乗せたり枕がわりにして入浴すると肩こりに良いとご常連に教えていただいて体験してみたり。
そして漢方の湯で温冷交代浴したお風呂上がりの身体はポカポカ。
サウナに入り過ぎたり、少しお風呂にのぼせた時のようなドローンとした眠気がやって来ました。
着替えて座敷広間で一眠りするとスッキリ。
体も頭も軽くなっているのが分かりました。
帰り際食堂を覗いてみると、他のお客さんは宿泊で来ている方もいたようで、お宿の食堂で食事の準備がされていました。

食堂
食堂は日帰り利用者も食事できるようにメニューあり。
宿泊は素泊まり4500円〜で1泊2食付のプランもあります。
2食ついてもプラス2000円程度なのでお安いのではないでしょうか。
また、宿泊棟の内装がとても昭和レトロモダンなデザインで可愛かったのも印象的でした。

昭和モダンなデザインの階段

こちらも壁、ドア、絨毯の色味が素敵です。

奥の部屋は美しいグリーンの壁とドア

壁にかかっていた絵
全部素敵でした。
【励明園】利用料金・アクセス
利用料金
入浴料金1540円+バスタオル200円
休憩で個室利用も可能です。
*個室(洋室・和室)10時〜18時 (要予約)
シングル6,600円(税込)ツイン11,000円(税込)
*貸出浴衣200円 貸出バスタオル200円 貸出作務衣500円
アクセス
大阪メトロ中央線大阪港駅から徒歩3分程度。
利用料金 | 1740円 |
営業時間 | 日帰り温泉は9:00〜19:00 |
公式サイト | http://www.reimeien.com/spa.html |
駅から降りた道ん看板が出ていて割とすぐなので迷うことはないと思います。
励明園の漢方の湯は湯治のためのお風呂でアトラクションではないですが、アトラクション並の衝撃はあると思います。
最初は刺激にびっくりするかもしれませんが、騒がずに静かに入浴しましょう。
時間をかけてゆっくりと体をリペアするのに良い施設です。
興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。