ワーキングホリデーで1年間ニュージーランドに滞在するとなると、ある程度同じ場所に長期滞在することがあると思います。
ニュージーランドで住居を見つけるにはどうすればいいか。
いくつか紹介したいと思います。
住居のタイプは大きく分けて4つになります。
まずは住居タイプと借りる際の金額の目安をまとめてみました。
Contents
ニュージーランドの住居タイプと家賃の相場
まずは、ニュージーランドで長期滞在する場合の住居タイプとその家賃の相場を表にまとめてみました。
1)ホームステイ | 800ドル/月(6万4千円) |
2)学校の寮 | 500ドル/月(40000円) |
3)バックパッカーホステル | 18ドル~25ドル/日(1440円~2000円) |
4)フラット(一軒家の一部屋を間借りする) | 150ドル/週~(7500円)*条件による |
5)アパートメント | 250ドル/週~(20,000円) ボンド(敷金)2週間分が相場 |
1)ホームステイ
ニュージーランドでホームステイをしたい場合、ホームステイ先は語学学校が紹介してくれます。
語学学校への入学申し込みをした際に、ついでにホームステイ希望を伝えておけば手配してくれます。
もし、最初に手配してもらっていない場合でも、後から語学学校にホームステイしたいと希望を出しても対応してくれると思います。
ホームステイの場合、滞在するご家庭の一部屋を借りて家族の一員のようにお泊りさせていただくことができます。
食事は自宅にいる朝晩はホストファミリーが用意してくれます。語学学校に行く場合、ランチは持たせてくれる家庭と自腹の場合があるようです。
シャワーや洗面で使うシャンプー&コンディショナー、ボディソープ、歯磨き粉などの日用品は自分のものを購入して利用します。
洗濯は一緒にしてくれたり手伝ったり。
お世話になっている代わりと言ってはなんですが家の掃除や洗い物を手伝ったりすれば、ホストファミリーとの日常会話も増えます。
せっかくホストファミリーがいるので普段の生活でよく使う英語はホストファミリーから学ぶのが一番手っ取り早いかもしれません。
ホームステイは英語学習したい人に一番おすすめです。
ホームステイあれこれ体験談
あさとの経験を紹介します。
ホームステイしたのは、ウェリントンでした。
お父さんはマオリ族のキウイ、お母さんはフィリピン人でした。
ウェリントンの語学学校のある中心部からバスで20分位の山の上でした。
ニュージーランドには多い平屋の一軒家です。
部屋は、とても広いゲスト用の部屋を借りていました。
クイーンサイズのベッド、デスク、クローゼット、大きな窓からは高台からの景色なので眺めもよかったです。
朝ごはんは、ワンプレートでブリティッシュスタイルな朝ごはん作ってくれました。
トースト、サニーサイドアップ、グリルしたトマト、ベーコン、Wattie’sのベイクドビーンかスパゲティなどなど。
お昼ごはんは家にあるものをさっと挟んだサンドイッチや、ヤムヤムの袋めんを持たせてくれてました。
夜ごはんは同じくワンプレートで、メイン、野菜の副菜がちゃんとありどれも美味しかったです。
フィリピン人なので魚が好きらしく、魚のフライやお米のサラダなどもよくいただきました。
ホストマザーが料理上手なのはラッキーです。
他のホームステイしている学校の友達のファミリーの話を聞いたところこんなパターンもありました。
夜ごはんにほとんど具の入っていないマカロニだけが毎日出て来る。
さすがに耐えられなくて学校に相談したと言っていました。^^;
また別の友達はホームステイ先が完全に肉食オンリーですごい肉の塊とポテトが頻繁に出て来る。
お昼ご飯は用意してくれないなど。
ホストファミリーとしての義務やルール私たちにざっくりとだけ伝えられるため、どこまでサービス精神でお世話してくれるのかはある程度ホストファミリーに委ねられています。
そのため、こんな風に家庭によって差があるのは仕方ありません。
ホストファミリーも副収入を得るためホームステイの受け入れをあてにしている家庭が多いようですから、クレームがあれば改善してくれるようです。
もし、ホームステイ先のごはんが合わない、なんだか住み心地が良くないなあなど気になることがあれば遠慮なく語学学校に相談してみましょう。
2)語学学校の寮
語学学校が提供している寮がある場合があります。
こちらは1室にリビングと2部屋~3部屋のベッドルームがあり、リビングやバスルームが共有というスタイルでした。
私はこちらには滞在していませんが住んでいる友だちに話を聞くと男女混合だったようです。
個室にはベッドとデスク完備。
日本のように小さくないので窮屈ではなかったようです。
語学学校から近い距離にある場合が多いので通学も便利。
朝晩の食事付。
光熱費、インターネット込みの一律価格が多いようです。
3)バックパッカーズホステル
ニュージーランドは観光産業に力を入れています。
実際観光客もバックパッカーが多いので、2段ベッドのドミトリーなどのある安い宿バックパッカーホステル(通称バッパー)がたくさんあります。
BBHとユースホステル(YHA)はそれぞれ会員になれば、ドミトリーなら20ドル~25ドル/日程度で宿泊できます。
また長期滞在向けの料金を出しているホステルもあります。
バックパッカー用なので安い部屋はドミトリーで2段ベッド。
自分のスペースはこのベッドだけになります。
語学学校に通っている間は勉強のためのデスクが必要ですが、バッパーの場合共有スペースにあるかキッチンのテーブルのみだったり、デスクのない場合も多いです。
バッパーに1か月間住むとなるとフラットのほうが安くつくかもしれません。
バックパッカーホステルを探すには、バックパッカーが来そうなお店や町の観光インフォメーションセンタにBBHの冊子があります。
NZ$45で会員になると1年間有効で宿泊費が通常の2ドル~5ドル安くなります。
半年以上バッパー生活するならばお得かもしれません。
4)フラット(間借り)
ニュージーランドの生活に慣れてきたらフラットに住むのをおすすめします。
ニュージーランドは一軒家は小さな家でも広々しています。
日本のように人口が多くないので敷地も大きく平屋が一般的です。
そのため、余っているる部屋を貸して収入を得ている家庭は割と多いです。
フラットを探すには、
・バックパッカー向けのフリーペーパーの募集欄
・大型スーパーにある掲示板
・人からの紹介
・ニュージーランドに住む日本人のネットサイトでの募集
などになります。
地域ごとのフラット家賃の目安はこんな感じです。
主要地域ごとのフラットの家賃目安
オークランド | NZ$150/週~(12,000円~) |
ロトルア | NZ$160/週~(12,800円~) |
ウェリントン | NZ$160/週~(12,800円~) |
ブレナム | NZ$100~NZ$200/週(8000円~16000円) |
クライストチャーチ | NZ$120~NZ$200/週(9600円~16000円) |
クイーンズタウン | NZ$200/週~NZ$400(16,000円~32,000円) |
水道代、電気代、ネット代は家賃にあらかじめプラスされている場合がほとんどです。
ボンド(敷金)が必要か必要でないかはフラットオーナーによって違うようです。
ちなみにブレナムが入っているのは、ヴィンヤードの仕事が多い地域なので働きに行く人用に参考に入れました。
フラットオーナーの判断で光熱費が多いと次週から値上げということもあったりします。
フラット滞在経験あれこれ
まずは働き始めたころに滞在したブレナムのフラット事情について。
ブレナムは出稼ぎ労働者の町なので数か月単位で滞在する人が多いため、フラットも1部屋を何人かでルームシェアしている場合が多いです。
2段ベッド完備されていてバックパッカーホステルのドミトリーとあまり変わりませんが、フラットのほうが安く滞在できたりします。
私は、ブレナムに住んでいた時バッパーからフラットに移り住みました。
フラットはカウントダウンというスーパーの掲示板で見つけました。
フラット募集の張り紙には家賃と連絡先、住所以外に入居条件が書かれています。
入居条件の例は以下。
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インターネットfree
光熱費込
禁煙
喫煙可
女性だけ
きれい好き求む
〇〇人お断り
などなど
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バックパッカーホステルよりもフラットに住んだほうがまだ落ち着くので当時一緒に働いていた3人で一緒に移動することに決定。
別の所に行くのでバッパーを出ていくと受付に伝えたら後でオーナー(男性)から、
「お前ら仕事紹介してやったのに出ていくらしいな。フン!」
と一言吐き捨てられました。
ビンヤードの仕事している周りの人もフラットに移っていたので普通なのかなと思ったのですが、長期滞在者の利用をあてにしていたんでしょうね。
それともアジア人だから嫌味を言いに来たのか。
まあこんなことを言われる場合がありますので、バッパーから出る時受付の人にはうまいこと言ってしれっとフラットに移るのがいいかもしれません。(この辺自己責任でお願いします。)
フラットは女性3人で1部屋でしたが、バッパーよりも全然静かだし光熱費込み一人NZ$70/週(5,600円)と驚くほど安かったので即決。
こちらのフラットにはインターネットはありませんでしたのでたまに仕事帰りネットカフェに寄ってました。
フラットオーナーの年の差ご夫婦と和気あいあい楽しかったです。
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もう一つはクライストチャーチでのフラット体験。
語学学校で会った人が、住んでいるフラットがとても良くて近々一部屋空くと教えてくれたので即決して住むことになりました。
値段はNZ$100/週(8,000円)とこれまた格安。
閑静な住宅街のフラットでクイーンサイズのベッドと、デスク、クローゼットがあって部屋も静かで申し分なかったです。
またこの家はバスタブがあったので湯舟に入れたのもありがたかったです。
オーナーは日本在住日本人彼女と遠距離恋愛中の親日家のキウイのおじさんでした。
そのため基本は日本人女性の口コミメインで埋まっていました。
こんな感じで人伝いにグッドタイミングな情報が入ってくることも結構多いです。
実際に会った人からの口コミならいろいろ話も聞けて安心できますしね。
現在は昔に比べればネットでフラットを探すことが簡単になりましたが、口コミは今でも安心な方法かもしれません。
また、フラットオーナーは日本人に好意的な人が多いように思います。
日本人は基本的にきれい好き、部屋を荒らさない、後片付けをして出ていく、いちいちクレーム言ったりしない。
などのイメージがあるようです。
なので日本人というだけで快く好意的に迎えてくれる場合があります。(もちろん人によりますが。)
5)アパートメント
アパートメントは完全プライベートでワンルームマンションに住むことができます。
1週間毎の契約ができますが、入居の際ボンド(敷金)が必要になる場合が多いです。
ボンドは家賃の2週間分が相場。
光熱費も使用した分請求されます。
その分完全に自分でワンルームを利用できるため、プライベート重視の人はアパートメントがいいかもしれません。
家賃はオークランドでNZ$250~(20,000円~)が相場なので光熱費やネットも合わせるとNZ$300以上になってしまいますね。
資金に余裕があって人と一緒にすむと落ち着かないという人は、アパートメントがおすすめです。
住まいの情報はニュージーダイスキにも情報が掲載されているので、ネットでリサーチしておきたい方は以下を参考にしてみてください。
https://nzdaisuki.com/classified/house