【記事を読む前に】この記事はパニック障害とうつ病を発症後、精神科医の指導や投薬等の現代医学に頼らず医学以外の方法でパニック障害とうつ病を完治したあさと自身の経験に基づいて書いています。他の方がここで書かれている通りの方法でパニック障害とうつ病が改善・完治するかは確認していないため保証はできません。
しかし、ここで書かれているあさとの経験談、試したことや心の変化は全て事実です。病気の話はエビデンスなしでは信用できないというのが常識であはりますが、あくまで一個人の経験談として読んでいただけると幸いです。
どうも、あさとです。
うつ病で苦しかった時の恍惚体験について書いてみようと思います。
個人的に恍惚状態は、多くの人がイメージする「悟りを開いた」状態ではないと思います。
という夢のない話を書いてしまいますw
ご興味のある方は読み進めてみてください。
Contents
恍惚がやってきた
うつ病で苦しみの絶頂だったある日、いつものように気だるい朝を迎えました。
寝室からリビングに移動し朝陽を浴びました。
すると、突然ふわっとする感覚がどこからともなくやって来ました。
体の感覚がうすれて周りの一部になっているような、自分と自分以外に境目が取り払われたような、今まで感じたことのない感覚に登りつめました。
自宅のリビングにある目の前のもの全てが美しくキラキラと輝いて見えるのです。
レースカーテンは、まるで白い輝くベールのようでまぶしく、やさしく風に揺れています。
棚やソファ、カーテンなどの無機質なものたちが、まるで生命が宿っているかのように生き生きしていているように見えました。
目に映る全てが愛に満ち溢れているような感覚とでも言いましょうか。
なんて素晴らしいのか...言葉では言い表せない美しい世界が広がっていました。
恍惚とは正にこのことでした。
この日はこの心地よい感覚のまましばらく過ごすことになりました。
その日は同棲中の彼が誘ってくれて、昼過ぎから外へ出かける日でした。
出先で彼の知り合いがうつ病でデパスを飲まないとやってられないという話題を始めました。
もしあさとも同じようにうつ状態だったとしたら、とてもじゃないけど聞いてられない内容でした。
しかし何とも思わずニコニコしながら聞けていました。
恍惚感は時間が経つにつれ徐々に覚めていく感じがしました。
薄れていきながらも心地よい感覚はその日の夜まで続きました。
そして次の朝はというと、これまでのように気だるい朝に戻っていました。
これがあさとが感じた恍惚感です。
とても不思議な感覚でした。
恍惚感は突然前触れなく起こって来たので、自分で何かをして恍惚状態になったわけではありません。
恍惚状態がどうすればやって来るのかも全く見当が付かなかったためどうしようもありませんでした。
またいつもの苦しく辛い状態に向き合い続けるしかありませんでした。
恍惚状態と悟りは同じ?
スピっている人からすれば恍惚状態と悟りは同じようなものと思われている節があります。
あさとの個人的な意見ですが、恍惚感を得たからと言って悟りを開いたと思ってしまうのは違うと思います。
現に私は次の日にはまた同じように辛い精神状態に戻りましたから。
脳の仕組みにも詳しくありませんからうまく説明できませんが、恍惚状態はホルモンバランスや脳内の血行によって脳の神経が刺激され起きる一時的なこの上ない心地よい感覚なのだなと思っています。
なので、恍惚体験で、
「私は神に守られてる!」
「私は悟ったーーー!」
「私は選ばれし人間だーー!」
と勘違いしてはいけません(・Д・)
多くのスピリチュアルな人達はあのような恍惚体験によって、「神の姿を見た」とか「神から愛を受け取った」とかなんとか勘違いしてしまうのではないかと思います。
あさとも当時、若干スピってたので危うく勘違いしかけましたが、またうつ状態に戻ったのでので正気を取り戻しました。(よかったよかった。)
今はあの恍惚体験を今でもしっかり覚えてはいるものの、単にそんな体験もあったなと振り返るにとどまります。
あさとの場合、うつ状態が続きセロトニンが欠乏していたはずなので、朝日を浴びたタイミングか何かの外的な刺激によってホルモンバランスが乱高して起きたのではと推測しています。
私たちの認識はほぼほとんどが脳によって行われているはずなので、恍惚感というのは脳があってのあの感覚に違いありません。
あの恍惚をもう一度経験したいならば、これからも自分と向き合う生き方をしていけばあの体験に出会えるかもしれません。
しかし、恍惚状態があったからと言って浮かれていてはいつまでたってもいわゆる「魔境」から抜け出せません。
今後も地道に自分と向き合っていきたいと思います。