存在(個)の恐怖と向き合った体験

2019年5月3日

【記事を読む前に】この記事はパニック障害とうつ病を発症後、精神科医の指導や投薬等の現代医学に頼らず医学以外の方法でパニック障害とうつ病を完治したあさと自身の経験に基づいて書いています。他の方がここで書かれている通りの方法でパニック障害とうつ病が改善・完治するかは確認していないため保証はできません。
しかし、ここで書かれているあさとの経験談、試したことや心の変化は全て事実です。病気の話はエビデンスなしでは信用できないというのが常識であはりますが、あくまで一個人の経験談として読んでいただけると幸いです。

存在(個)の恐怖と出会ってしまった

パニック障害とうつ病でどうしようもなく恐怖の中に居た時ふとこんなことを思いました。

「そもそもこの人間という存在は何なのか。

人間て何のために生きているのか。

今私が見ているこの世界は一体何なのか。

私って何なんだ…私はなぜここにいるのか。

なぜ生きているのか。

存在って何なんだ…個って何だ…。」

はたと、

「とんでもないことに気づいてしまったのでは...」

と察しました。

あさとはひょっとして知ってはいけないことを知ろうとしているのではないか…それだけで恐ろしくなりました。

慌ててパソコンに向かいました。

"人間の生きている意味とは?"

を一生懸命探しましたが、Yahoo!知恵袋くらいしか出てこなくて明確な答えを見つけることができませんでした。

「なぜ私は存在しているのか?」

そんなこと永遠に分からないような気がしました。

そんな永遠にわからない疑問に気づいてしまうなんてとんでもない所まで来てしまった...

そう思いました。

これが存在(個)の恐怖を捉えた時の思いでした。

存在の恐怖は、自分1人で全宇宙を抱え込んでしまったようなとてつもない恐怖でした。

眼に映るもの全てが恐ろしく感じ身動きが取れないと思うほどでした。

その時彼氏とテレビを見ていたのですが、恐怖で彼氏の腕に掴まっていました。

この存在(個)に対する恐怖は同じボリュームで2日間続きました。(ぐったり...)

その後徐々にではありますが、存在(個)の恐怖は自然に和らいでいきました。

その後もふいに思い出して恐怖を感じましたが、徐々に小さな恐怖になっていきました。

 

存在(個)に対する恐怖を克服する方法

存在(個)の恐怖を克服するために行ったことは恐怖と向き合うことでした。

正確に言うと蓋をしたり逃げられるようなボリュームではなかったので、恐怖の中でなすがままでした。

2日間ほど大きな恐怖と過ごしていると、少しづつ恐怖が小さくなっていったという状態でした。

ほんとうにすごい体験でした。

ネガティブな感情を解放する方法は別の記事で説明しましたが、逃げずに恐怖と向き合うことで解放されていきます。

ネガティブな感情を解放する方法は以下の記事に詳しく書いています。

パニック障害やうつ病に効いた「ネガティブな感情を解放する方法」

存在(個)に対する恐怖と向き合って分かったこと

あの恐怖の正体は一体何だったのか。

あとから考えてみました。

「全存在の’実態’が何だかわからない。」

ということが恐怖だったと感じました。

そして「私は何も知らない。」

ということも恐怖だったんです。

よく考えてみると生きているとわからないことだらけです。

知った気になっているだけで、実は知っていることなんてほんのちょっとです。

「私にわからないことなんて何もない。」

という過信が"わからないことへの恐怖"を作っていたんだと思います。

わからないことがあっていいんだ。

知らないことがあっていいんだ。

私はなにも知らないんだ。

別に知らなくてもいいんだ。

そんな自分を認められた時に心底楽になりました。

存在(個)対する恐怖って一体全体何だったのか?

という問いにあさとが答えるとすれば、それは「わからない」です。

わからなくていいんです。

あさとは存在(個)の恐怖と向き合った時に、なかなかこういう話ができる人がいませんでした。

なのでもしこの謎にぶち当たった人がいてあさとの記事にたどり着いてくれることを願っています。

もし存在の恐怖と向き合っているのなら、

「大丈夫。わからなくてもいいんだよ。」

と自分自身に言ってあげてください。

何度も繰り返し、

「わからなくっても大丈夫なんだよ。」

と言ってあげてください。

そうすれば少しづつ恐怖が和らいできます。

当時小心者だったあさとでも乗り越えられたので大丈夫です。

 

その後しばらく経ってからのこと。

同棲をしていた彼にこの経験談をしたところ、彼も幼少期に同じ恐怖を味わったことあると言い始めました。

あの恐怖を味わったことがある人がこんなに近くに居たなんて!

凄いことを理解して乗り越てられてこの人生本当に良かったねと、お互いを労いました。

全ての人が通る道ではないかもしれませんが、こんな体験に遭遇した時の参考になれば幸いです。

 

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