【回想録1】パニック障害になる直前の過酷な労働

2019年4月18日

【記事を読む前に】この記事はパニック障害とうつ病を発症後、精神科医の指導や投薬等の現代医学に頼らず医学以外の方法でパニック障害とうつ病を完治したあさと自身の経験に基づいて書いています。他の方がここで書かれている通りの方法でパニック障害とうつ病が改善・完治するかは確認していないため保証はできません。
しかし、ここで書かれているあさとの経験談、試したことや心の変化は全て事実です。病気の話はエビデンスなしでは信用できないというのが常識であはりますが、あくまで一個人の経験談として読んでいただけると幸いです。

どうも、あさとです!

パニック障害が突然起きたような気がしていましたが、後から考えてみるとパニック障害になる前兆がいくつかありました。

ここではどういう環境でパニック障害になったのかを振り返ってみます。

パニック障害のきっかけは慣れない働き方

パニック障害が起きたきっかけに、 慣れない働き方をしたからというのがありました。  

パニック障害が発症する数年前のこと、 勤めていた会社が倒産し再就職活動をしていました。

もともと料理が大好きだったので、 なにかしら調理にかかわることができたら仕事も頑張れるだとうろ思い、 未経験ではありましたが飲食業界でしっかり働いてみようと思いました。

家からはそこまで遠くない飲食店で 店長候補で社員として入社することになりました。

 入った当初、その店舗は従業員がバイトだけでちょうど働いていた社員が退職したところ。

その補填で私が入社したという状況でした。

満席で25名程度の小さな店舗。

アルバイトは20代‐30代の女性中心で、 割と長めに働いている人が2名、コックとして外国人が1名いました。

一番長いアルバイトの女性に仕事を教えてもらいながら、ホールを覚えコックに調理を教わりました。

一度は経験されたことがある方も たくさんいらっしゃるかもしれませんが、 飲食店の仕事はオフィスワークに比べると、肉体的にも精神的にもキツイ仕事です。

 

・拘束時間が長い

・休みが少ない

・一日中立ちっぱなし

・肉体労働(重いものを運ぶなど)

 

 というのが当たり前です。 

これまで事務職を渡り歩いてきた私にとってこの労働環境は過酷でした。

労働時間は、朝9時か10時から夜の10時半か11時位まで。

月4回の休み。

お給料は月給制。

残業代は時間で計算されず、元々安い月給に残業手当と称した 数万円が上乗せされます。

健康保険、雇用保険と所得税は引かれますが 年金は自腹。

賞与なし。

それでも最初は未経験にもかかわらず社員で雇ってもらえたため、早く仕事を覚えて即戦力にならなくてはと頑張って働きました。

時々アルバイトの子が旅行などで長期の休暇を取ることがあります。

その穴埋めはもちろん社員のあさとが中心になって行います。

どうしても無理な場合は バイトスタッフのみんなにも声をかけます。

初売りや大型連休などの繁忙期は、アルバイトスタッフも頑張ってシフトに入ってくれます。

しかし、基本的に繁忙期に社員が休むということは、なにがなんでもあってはならないというオーナーからの圧力がありました。

繁忙期の忙しさは普段の何倍もの人がひっきりなしに押し寄せ、朝から晩まで調理場を動きっぱなしの状態で休憩する暇はひと時もありません。

これが数日間続きますから肉体的にも精神的にも過酷です。

その後、学生アルバイトが卒業と同時に退職したこともあり人員不足になります。

気が付けば朝9時半から夜22時半まで13時間半、8連勤~13連勤が当たり前になっていました。

人の足りない時期もあり、毎月4回の休みを死守するのも精一杯の状態でした。

そんな時は休みの日も気になって仕事場に顔を出していました。

有給休暇は1年働いて7日間支給されました。

オーナーから有給の説明があった際、

「親族の結婚式でどうしてもという時に使ってる以外は有給を使っているやつはいない。」

と言われました。

要するによっぽどのことがなければ有給を使うなという意味ですね。

当然とても有給休暇を使える雰囲気ではなく、「有給休暇の期限があるから使い切れ」と オーナーから言われるまで手を付けることはありませんでした。

この会社では2年と数か月間働きましたが、休んだと言えば高熱で2日間寝込んで休んだこと(今思うとインフルエンザだったかもしれませんが病院へ行く時間も体力もありませんでした。)、

婦人科系の不調で検査があり休んだ以外にはオーナーの目が怖すぎて休みを申請できませんでした。

時間の自由はほぼなし。

休みを選択する権利なし。

オーナーからの無言の圧力。

元々束縛されることに抵抗のある性格だったので、完全に自由を奪われたような気持ちでした。

そうして慣れない働き方の中で 心と体がどんどん蝕まれていきました。

【回想録2】へつづく

【回想録2】パニック障害の前兆と発症

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