ワーキングホリデービザでニュージーランドに行くなら、ぜひ現地で働いてみるのがおすすめです。
ワーキングホリデーで働くことのメリット
・お金が稼げて旅費の足しにできる。
・現地の人とのふれあい。
・日常英会話に慣れることができる。
お金を稼ぐのはもちろん、ニュージーランド人や他の国の人とのふれあいで英語習得のスピードアップを図ることも可能。
あさとは、滞在まだ3か月目に英語ができなくてもすぐに始められるヴィンヤードの仕事を見つけました。
これが案外お金も稼げて良かったのでヴィンヤードの仕事についてまとめてみようと思います。
Contents
ニュージーランドの時給相場
では、ニュージーランドで働く場合の時給相場を知っておきましょう。
ニュージーランドでの仕事時給相場
・レストランホール・キッチンスタッフ NZ$16
・ホステルクリーナー エクスチェンジ
・販売スタッフ NZ$15~NZ$17
・フルーツピッキング 出来高制
・ビンヤード(ワインのぶどう畑)時給NZ$12~NZ$20(季節により出来高制)
働く時期にもよりますが、ニュージーランドにワーホリで一番稼げた仕事はヴィンヤード(ぶどう畑)の仕事です。
あさとは生活費以外に2か月間で20万円ほど貯金をすることができ、ニュージーランド国内旅行を余裕を持って旅することができました。
では、ヴィンヤードでの仕事内容について触れていきたいと思います。
ヴィンヤードの仕事とは?
ヴィンヤード(Vinyard)の仕事とは、ニュージーランド産ワインのワイン畑の仕事のことを言います。
ニュージーランドはワインの名産地としても知られており、1500円~3000円程度のリーゾナブルで上質なワインが生産されていることで有名です。
ぶどうの銘柄はソーヴィニヨンブラン、、シャルドネ、ピノノワール、カベルネソーヴィニヨンなど一通り生産されています。
中でもニュージーランドのソーヴィニヨンブランは美味しいと、世界的にも評価が高いことでも知られています。
ワインの名産地には、
北島:ノースランド、オークランド、ギズボーン、ホークスベイ、ワイララパ
南島:マールボロ、カンタベリー、セントラルオタゴ
とあり、この中でも最もワインの生産量の多いマールボロ地域が有名です。
どうやってヴィンヤードの仕事を見つければいい?
ヴィンヤードの仕事を見つけるにはいくつかの方法があります。
- ネットで求人サイトから見つける。
- 人からの紹介
- バックパッカーホステルでの紹介
この中で一番手っ取り早いのはバックパッカーホステルでの紹介です。
方法としては、ヴィンヤードの多い地域に直接行ってホステルのオーナーにヴィンヤードの仕事を紹介してもらえないか聞いてみる。
もし仕事があれば二つ返事でOK!紹介してくれます。
仕事を紹介してほしいとお願いする時の英語表現はこちら
覚えておこう
Could you refer me a vinyard job? (ヴィンヤードの仕事を紹介してもらえますか?)
これを言えるようにしておきましょう。
ビンヤードでの仕事はこの季節を狙え
ヴィンヤードの仕事は畑仕事なので季節によって仕事が多い時期と少ない時期があります。
言わずもがな、仕事が多い時期を狙って行くのがおすすめです。
あさとが働いていたマールボロ地方のヴィンヤードでは季節によって以下のような状況でした。
1年間の仕事の多さや給料、仕事のキツさを簡単にまとめてみました。
ほかの地方には行ってないので同じかどうかわからないのですが参考になれば幸いです。
ヴィンヤードの仕事が多い時期と仕事内容。
季 節 | 主な仕事内容 | 仕事の募集 | お給料 | 仕事内容 楽/キツい |
春 | ぶどうの木の育成 | 多い | 時給 | 楽な内容が多い |
夏 | ぶどうの木の育成、ネット張りなど | 多い | 時給 | 楽な内容が多い |
秋口 | ぶどうの葉の剪定、実の間引きなど | 多い | 時給 | 楽な内容が多い |
秋 | ぶどうの収穫 | 多い | 完全出来高制 | キツい |
秋中盤 | ぶどうの収穫~収穫後の剪定 | 少 | 完全出来高制 | 楽~キツい |
冬 | ぶどうの木の剪定~枝の固定 | 普通 | 出来高制で高収入 | とてもキツい |
ヴィンヤードの仕事はキツイ?
上の表では仕事内容が楽かキツいかを表示しています。
これはあくまで仕事内容だけを見た場合だけ。
基本的にヴィンヤードの仕事は、肉体労働なので1日8時間みっちり働くので結構キツいです。
それも季節によって仕事の内容が違い仕事内容によってもキツさが違います。
例えば夏場はとにかく暑さとの戦いがキツいです。
しかし余分な葉っぱを取り除くだけ、余分な実を間引くだけなどの単純作業も多く、隣の人やペアになった人とお喋りしながら働けて慣れれば楽しいです。
日焼けしたくない女性は、麦わら帽子、サングラス、顔カバー、長そでで完全防備で働くことをおすすめします。
アジア人女性は日焼け対策万全な人が多かったですね。
本当にきつい仕事は、秋のぶどうの収穫と冬の収穫後のぶどうの木の剪定作業です。
どちらも完全出来高制の仕事でかなり重労働でした。
また冬場の早朝はかなり冷え込みます。
冬の仕事を頑張っている間は、冷えと手指の筋肉痛と疲労のトリプルパンチで辛かったです。
しかし仕事がキツイ分高レートで頑張れば頑張るほど稼げます。
私の6か月以上のヴィンヤード仕事体験談
語学学校に3か月行った後、ニュージーランドのワイン畑(ヴィンヤード)で働きました。
ヴィンヤードの仕事を始めたのは2月からで南半球は真夏。
ヴィンヤードの多い地域であるブレナム(ワインで有名なマールボロ地区)のバックパッカーホステルで畑仕事の紹介をしてもらい働き始めました。
早朝5時半位にスーパーの前で集合して、畑へ出発。
夕方4時位に解散。
スーパーで買い物をして家に帰ってごはんを作ってゆっくりして22時位に就寝。
とても健康的な生活でした。
真夏の畑は暑さとの闘い。お昼の畑にはどこにも影がありません。
ニュージーランドの日差しはとても強く、紫外線は日本の8倍。
同じバックパッカーホステルにいた別のコントラクターで働いている人が、暑いからと1日タンクトップで働いて首や肩が低温やけど並みに真っ赤になっていて驚きました。
あさとは対策に真っ白になるまで日焼け止めを塗ってつばの広い帽子、サングラスにほっかむり、長袖に手袋の完全防備で日差しを凌ぎました。
ヴィンヤードの仕事は単純作業なので、外国人労働者が働きやすい環境でした。
そのためワーキングホリデーや他国からの出稼ぎ労働者がたくさんいました。
地元の労働者も少数ですがいました。
アメリカ、カナダ、イギリス、ブラジル、コロンビア、イタリア、ドイツ、ハンガリー・・・
ベトナム、中国、台湾、日本人も結構いました。
夏から秋にかけてのヴィンヤードは簡単な仕事が多いです。
木にネットを貼るだけとか、余分な葉っぱを落とすだけとか。
秋が深まると収穫の時期。
ワイン用のぶどうを容量10リットル位のバケツで8~10ドル/バケツとかだったかな。
完全歩合制。
鈴なりのぶどうをチョキチョキと枝から切り離し収穫していきます。
数をこなさないといけないので相当キツイ仕事でした。
全員のバケツを数える係だったスーパーバイザーが私のバケツの数を数え間違えていて、支給額が少ないともめたこともありました。
秋の収穫の時期が終わると仕事が一気に減りました。
レギュラーワークで働くニュージーランド人から仕事を優先的に回すため、私たち外国人労働者には仕事が回って来なくなりました。
仕事が減った間、働いて貯めたお金で暇つぶしのごとく1か月間クライストチャーチの語学学校に通いました。
冬はまた仕事が増えるのでブレナムに戻って仕事をしました。
冬期の仕事内容は、収穫後のぶどうの木の太い枝の部分だけ残しワイヤーで固定していきます。
次の新芽が出る時期に備えるための作業になります。
ブレナムの冬は厳しく、早朝寒い畑で1日中ワイヤーに枝を固定していく作業は相当な力仕事です。
手袋をしていてもかじかむし、手指がずっと筋肉痛で眠れなくなることも。
でもお金がいいのでとにかく頑張りました。
お給料はどのコントラクターでも週に1度支給されます。
月に4回もお給料日があるのは毎週少ない金額でもとても嬉しかったです。
仕事がいっぱいあって忙しい時期は1週間で手取り4万円位は稼げていたと思います。
ブレナムは田舎ですることもないので、1週間4万円だと半分くらいは貯金できていました。
もらったお給料を貯めてニュージーランドのあちこちを旅しました。
滞在6か月位でなまりの強いニュージーランドの英語にも慣れました。
ちょっとは英語をまともにしゃべれるようにもなり、一人旅でも困らない程度にはなりました。
フラットに住み、ファームステイ体験もし、クイーンズタウンで一番高いネービスの134mのバンジージャンプも挑戦しました。
ニュージーランドでは1年の半分ほどを労働に費やしましたが、日本にいたそれまでは労働の選択肢として畑仕事をしたことがなかったので大変いい経験になりました。
最後に
いかがだったでしょうか?
ワーキングホリデービザでニュージーランドに行くならば働いてみることをおすすめします。
ニュージーランドの大自然と向き合いながら働きたい人。
たくさん稼いでニュージーランド国内を旅行したい人。
そんな人にはヴィンヤードの仕事はおすすめです。
キツい仕事の後のビールや食事は最高です♪