【記事を読む前に】この記事はパニック障害とうつ病を発症後、精神科医の指導や投薬等の現代医学に頼らず医学以外の方法でパニック障害とうつ病を完治したあさと自身の経験に基づいて書いています。他の方がここで書かれている通りの方法でパニック障害とうつ病が改善・完治するかは確認していないため保証はできません。
しかし、ここで書かれているあさとの経験談、試したことや心の変化は全て事実です。病気の話はエビデンスなしでは信用できないというのが常識であはりますが、あくまで一個人の経験談として読んでいただけると幸いです。
どうもあさとです。
今回は気づかないうちに無意識に行っている思考について触れてみたいと思います。
人は四六時中外の世界を裁いている
人は何かを見たり聞いたり感じたりすると瞬時に思考が働きます。
例えば、
「あ、あのケーキ美味しそう」
「わ、この弁当まずい」
「彼女はやさしそうな人だな」
「なんかあの人感じ悪そうだな」
「お、これはチャンスだな」
「きっと悪いことが起きるに違いない」
「もうここまで来たら勝利にちがいない」
「何だ今の音は何か爆発したのでは…」
などなど、普段口に出してなくても、頭の中でこんなことが四六時中駆け巡ります。
自分の思考に耳を傾けてみると、人、物、出来事など何かに接する度、瞬時にあーだこーだとこれまでの自身の経験を元にさまざまな判断していることに気づきます。
裁くというのは要するに、それらを良いだとか悪いだとかの判断を下している。
ということです。
本当にこんなことを絶え間なくずーっとやっていますから、頭の中は大忙しなんです。
外の世界から刺激を受ける度にあれやこれやと自動的に裁いています。
この自動的という表現にピンと来ないかもしれませんが、これは物事を裁いているのは自分ではなく思考(自我)がやっているので自動的にとしました。
ならば、この自動的に外の世界を裁いている思考をどうやって静かにすればよいのでしょうか。
段階に分けて説明してみます。
裁いている思考の対処法
実際に私がこれまでやってきた”裁いている思考”を静かにする方法を段階ごとに紹介してみたいと思います。
【第一段階:裁いている思考に気づく】
第一段階は、裁いている思考に気づくだけでいいです。
そうすると裁いている思考に気づくことがだんだんおもしろくなっていきます。
「あ、またやってるw」という具合に。
【第二段階:裁いている思考をメモする】
第二段階は、思考に気づくことを繰り返しているとだんだんと思考がうるさいなと思うようになります。
そうなってきたら、うるさい思考をそのままメモしていきましょう。
言っているそのままをメモすると、
「私は普段こんなことを考えているのか…」
と客観視できるのでうるさい思考から距離を置くことができるようになります。
【第三段階:裁いている思考を呼吸とともに手放す】
メモが増えてきたら、そのメモに書かれていることを安達正純さんのハートロケット、もしくは津留晃一さんのM2テクニックで呼吸と共に飛ばしましょう。
そうするとうるさい思考は自分の中から消えて静かになります。
しかし思考は気づくと消えますが、また別の思考が湧いてきます。
「湧いてきた思考に気づく」→「気づいた思考を手放す」を繰り返しているとだんだん頭の中が静かになります。
これが習慣になると穏やかな時間が増えてきます。
【応用編:夢の続きをわざわざ見に行かない】
思考に気づくための応用編として、睡眠時に《夢の続きをわざわざ見に行かない》というのも思考に気づく練習になります。
夢を見ていて眠りが浅くなり、ぼんやり目が覚めた時、
「夢の続きが気になるし見なければ」
という思考に引っ張られて、また夢に戻って行く時がありませんか。
よくよく考えると、わざわざ意味不明で面倒な夢を見に戻る必要はありません。
夢に戻って行こうとする時に、
「そうだ、これは夢だからわざわざ続きを見る必要はないんだ」
とハッと気づけたらホッとするんです。
このように思考と距離がおけるようになると思考は思考なんだと思えるようになり、頭の切り替えがしやすくなるため日々の生活がとても楽になります。
ちなみに補足ですが、楽しい夢は無理矢理続きを見ようとしてしまいますがそれは見ても見なくてもどっちでもいいです。