【記事を読む前に】この記事はパニック障害とうつ病を発症後、精神科医の指導や投薬等の現代医学に頼らず医学以外の方法でパニック障害とうつ病を完治したあさと自身の経験に基づいて書いています。他の方がここで書かれている通りの方法でパニック障害とうつ病が改善・完治するかは確認していないため保証はできません。
しかし、ここで書かれているあさとの経験談、試したことや心の変化は全て事実です。病気の話はエビデンスなしでは信用できないというのが常識であはりますが、あくまで一個人の経験談として読んでいただけると幸いです。
どうも!あさとです。
パニック障害の原因って考えたことがありますか?
今パニック障害を患っている人の中にも、
「そもそも、自分がパニック障害になった原因は何なのだろう?」
と疑問に思っている人もいると思います。
なんとなく漠然と、「日々ストレスが溜まったことによってパニック障害になったんだろう。」
と勘づいている人も多いははずです。
日々ストレスが溜まってパニック障害になったのはもちろん正解。
でも、その「ストレスの原因」がしっかり掘り下げられてない人は多いのではと思います。
かく言うあさともその昔、パニック障害に苦しみました。
ですが、病院へ行かずお医者さんの薬を使わず自力で完治させることができました。
パニック障害で苦しかった当時、
「なぜあさとはパニック障害になったのだろう?原因は何なの?」
と疑問に思ったことが発端となり、パニック障害の原因を知り完治するまでに至りました。
ここではパニック障害の原因って何?
原因をどうやって掘り下げてパニック障害を改善したの?
という話をしてみたいと思います。
Contents
パニック障害は未だ原因解明されていない
2019年現在、まずは厚生労働省のホームページを見てみました。
一般的に、パニック障害の医学的側面での原因は十分に解明されていないそうです。
不安障害の原因は、まだ十分には解明されていません。どんな病気もそうですが、精神障害の発症には、生物学的(身体的)、心理的、および社会的要因がいろいろな度合いで関わっています。
不安障害も、かつては心理的要因(心因) が主な原因であると考えられてきましたが、近年の脳研究の進歩により、今日では、心因だけでなく様々な脳内神経伝達物質系が関係する脳機能異常(身体的要因)があるとする説が有力になってきています。
原因が十分に解明されていないため、パニック障害を完治させるための薬は開発されていません。
現状、不安症状を一時的に抑えたり、和らげるための薬が処方されています。
ただ、症状緩和のための処方薬は依存性が高く問題視されていることも確かで、むしろ薬を飲むと完治まで遠回りしてしまう場合もあるのではと個人的に感じています。
要するにお医者さんは、うつ病を診断したり和らげる薬を処方することはできても、治すことはできません。
医者自らがパニック障害を患い、無事完治できたという経験があるならその方は信用してもいいかもしれません。
パニック障害は「完治」ではなく「寛解」?
パニック障害やうつ病の治療過程に使われる言葉で「寛解」という言葉があるそうです。
これは、症状が一時的に回復した状態を指すそうです。
「寛解」には一定の基準がありますが、要するに”再発する恐れがある”ことを前提に使われており、医者にとって都合の良い言葉だなという印象を受けました。
今でもパニック障害を患っている知人曰く、
「パニック障害には完治という言葉はなく寛解と言う。パニック障害になると完治はしないので一生付き合っていくようなものなんだ。」
と言い、この「寛解」という言葉があることで長く付き合っていけば良いんだと、ある意味諦めながら安心しているようでした。
医者でも治せないパニック障害をどうやって完治したのか?
では、医者でも治せないパニック障害を医者に頼らず自力で完治したってどういうこと?
と思う方も多いと思います。
パニック障害やうつ病は心身に支障をきたしている状態です。
なので薬で脳やホルモンのバランスを整えようとしても体は一時的に良いと感じるかもしれませんが、心の取り扱い方が変わらなければ本当に回復・完治させることは難しいと思います。
症状が長期化したり、回復したと思っていたら再発したり。
あさとがパニック障害を完治できた方法。
それは、
「パニック障害の心理的要因を受け入れる」
という姿勢を続けたことです。
簡単に言うと、パニック障害の心理的要因=原因を知ったら治りました。
いまいちわかんねーわ。
ですよね。
でも、今から書くあさとがやってきた方法は薬もお金もいりません。
なので、興味があれば読み進めてみてください。
パニック障害改善の6つのプロセス
あさとがパニック障害を完治するために行っていた、
「パニック障害の心理的要因を受け入れる」
というのは心の取り扱い方法の一つです。
あさとはプロセスを6つに分けて考えてみました。
パニック障害改善の6つのプロセスは以下、
パニック障害改善の6つのプロセス
- これまでのショックだった記憶を振り返る。
- 心的要因を分析する。
- 客観視する。
- 自覚する。
- 向き合う。
- 受け入れる。
ここではまず、あさとがパニック障害の心的要因をどうやって探っていったのかを具体的に書いてみたいと思います。
【解説】パニック障害改善の6つのプロセス
まず最初に病気だけではなく、どんな問題でも原因が分かれば対策を練ることができると考えました。
しかし、あさとの行ったこの方法は少々荒行でもありました。
なぜならば記憶を探っているとパニック発作が起きたり、一時的に不安が増幅したように感じることが度々あったからです。
なので過去の記憶を思い出す作業は覚悟を決めて行う必要がありました。
では、パニック障害改善の6つのプロセスを、体験談や例を交えながら解説します。
step
1記憶を振り返る
パニック障害が起きる原因を探るために、パニック発作が起きたきっかけは何だったのかを思い出す必要がありました。
今まで生きてきた中でショックだった思い出や恐怖を感じた体験にフォーカスしました。
・信用していた好きな人に裏切られた。
・友達に片思いの相手を奪われた。
・大好きだったのに急に別れを告げられた。
・親友だと思っていた子が自分から離れていった。
・親に怒られて叩かれたことがあった。
などなど...
今思い出しても辛い気持ちになったり、嫌な気分になったり。
そういう記憶を思い出す必要がありました。
step
2心的要因を分析する
パニック障害に関係していそうなショックな出来事が見つかったら、今度は心理的要因を分析していきます。
分析と言ってもとてもシンプルです。
「なぜその出来事がショックだったのか?」
「なぜその出来事を怖いと思ったのか?」
片っ端から自問自答していったんです。
ではここで、
「信用していた好きな人に裏切られた。」
を例に挙げてみます。
「信用していた好きな人に裏切られたことが、なぜショックだったのか?」
↓
信用していた人に傷つけられたから。
信用していた人は私を軽く見ていたんだなと思ったから。
信用していた人に騙されていたと感じたから。
好きな人を信用していた自分がとてもバカに見えるから。
騙されることに前もって気づけなかった自分が愚かに思えるから。
などなど...
こんな感じで考えられることがたくさん出てきます。
出てこなくなるまで理由を考えます。
この際、自分の考えていることを客観的に見るために、
・携帯のメモ機能にメモする。
・実際に紙に書き出してみる。
ということを行いました。
step
3客観視する
次にこれもシンプルで重要な作業なのですが、メモに書いた分析結果を読み返してみます。
すると「普段私はこんなことを考えているのか、ふむふむ。」と客観視できるようになります。
客観視するというのは、自分自身から発したことを一歩引いて他人事のように見る視点を持つことです。
こうすることで、普段自分自身がどういうことを考えているかを落ち着いて振り返ることができます。
step
4自覚する
次に【自覚する】。
自分自身から発せられた考えを客観視すると、そんな自分を自覚することができます。
「私は他人を信用できない性格なんだな。」
「私はプライドの高い人間なんだな。」
という具合に。
【客観視する】と【自覚する】はほぼ同時にできていると思いますが、細かく分けて丁寧に確認する方がいいのであえて分けて書きました。
この、【客観視する】→【自覚する】ことは、この後のプロセスである【向き合う】→【受け入れる】にとても大切なプロセスだと気づいたのでなるべく丁寧に進めました。
step
5向き合う
ここからちょっと難しいプロセスになります。
【向き合う】とは、
自覚した自分自身の考えに、善し悪しの判断を抜きにして対峙(たいじ)すること。
です。
自分の考えを自覚すると、この考えに対して意見が浮かんできます。
「他人を信用できないなんてダメだ」
「プライドが高いことは悪いことだ」
こんな具合に。
善し悪しの判断を抜きにというのは、
「他人を信用できない」
という事実だけを見るイメージです。
どんな事柄でも場合によって【善し】であり、場合によって【悪し】である。
どちらの側面もあります。
【善し】とも【悪し】とも言える。
ということは、そもそもどちらでもないとも言えます。
これ結構難しくて、どうしても何かを思うと自分のネガティブな意見が湧いて来ます。
この向き合うというプロセスは、その言葉に対して強い思いがあると進みにくい印象です。
そのため何度も同じ言葉と向き合う必要がありました。
すんなり向き合うことができれば、その思いはそんなに強くなかったということが言えますね。
step
5受け入れる
自分の考えに向き合うことができると、自分自身の考えが善し悪しの二元論ではないことに気づきます。
例を使うと、
「人を信用しないことはダメだ」
「人を信用することは良いし」「人を信用することは悪い」どちらも言えます。
そして【信用する】という言葉は場合によって、人によって、捉え方の違うものであり、真の実態がない不確かな概念である。
という結論に辿り着きます。
こんな感じで、善し悪しの二元論から離れて「どちらでもあって、どちらでもない」という視点を持つと物事を受け入れる幅がぐんと広がります。
どちらかであって、どちらでもあって、どちらでもない。
結局どんな事象もどうとでも言えます。
そのことが腑に落ちると、自分の性格や人の性格、出来事に対して深刻にこだわることが減ってきます。
そして、「そんなこともあるさ」と言えるようになります。
これが自分自身の考えを【受け入れる】という意味とあさとは定義しています。
自分の考え方を受け入れることができると、パニック障害のきっかけになっているようなショックだった出来事を振り返ってみた時、
「あれはあれで過去の出来事」
とネガティブな感情を伴わずに受け入れることができるようになるんです。
自分のペースで地道に行うのが◎
あさとの経験では、この6つのプロセスは最初は丁寧にやっていく方がちゃんと効果が出ました。
慣れてくるとさっさと受け入れることができることも増えました。
しかし、強く思っていることはなかなか受け入れることができなかったりしました。
受け入れられない考えは一旦置いといて、他の出来事に着手。
出来る範囲から思い出してプロセスを踏む。
そんな感じでコツコツ地道にしていればいつの間にかストレスが大幅に軽減されていました。
また、あさとはこの方法と併せて読書、浄化ワークなどなど他にもパニック障害改善するためにあらゆる方法を試したので、相乗効果もあったのではと思います。
そんなこんなで、パニック障害のパニック発作は半年位で収まって来て1年弱程でパニック障害は落ち着きました。
このパニック障害改善の6つのプロセスは、うつ病にも同じように効果がありました。
うつ病は丸3年ほどで完治と言えるまでになりました。
そして、未だに日々ストレスを感じることがあればこのプロセスを踏んでいます。
まとめ
ここでは、あさとがパニック障害の完治のために役に立った方法をシェアしてみました。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
パニック障害改善の6つのプロセスと併せて試していた方法についても、また別の記事でまとめてみたいと思います。