アンニョンハセヨ~あさとです!
さて、本日は山間にある韓国人の憩いの場スッカマに向かいます。
スッカマとは、日本でいう炭窯(すみがま)でして、
土でできたドーム型の炭窯で木を焚き炭を作ります。
いこっている※炭の熱気で体を温めたり、
炭窯に入ってサウナ浴を楽しむ施設のことです。
なぜスッカマに行こうと思ったのかと言いますと、
日本最古の石風呂、
広島県竹原市にあった岩乃屋さんが閉業されてから、
あの素晴らしさが忘れられず。
また石風呂に入りたいなと思ってネットで調べていました。
すると韓国に炭を焚いた窯の熱で温まるサウナ「スッカマ」が、
石風呂の枝束を焚いて風呂を熱するのと似てる...!と思ったんです。
そしてたまたま今回釜山に行く機会があったので、
是非スッカマに行ってみたい!と韓国人の友達にリクエストして、
連れて行ってもらうことになりました。
足を運んだのは、昌原市(チャンウォン)にある、
ユサンチャムスッカマ(유산참숯가마) というスッカマの施設です。
ユサンチャムスッカマへのアクセス
ユサンチャムスッカマへのアクセスは、
釜山市内から高速を使って車で1時間半程度。
昌原市(チャンウォン)市郊外の山奥にあります。
今回行き方は韓国人のお友達にお任せしていて、
公共の交通機関などで行く方法は調べなかったので詳しくはわからないのですが、
釜山からだと昌原市(チャンウォン)へはバスが出ているようです。
しかしユサンチャムスッカマは昌原市内からはかなり離れた場所にあるため、
レンタカーで韓国の道に詳しい人と行くのがおすすめです。
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釜山~ユサンチャムスッカマの距離はざっくりとこんな感じです
施設の様子
![](https://i0.wp.com/saunagirl.com/wp-content/uploads/2018/03/762.jpg?resize=500%2C334&ssl=1)
昔の町の絵でしょうか?女性が行水しています。
さてさて!ユサンチャムスッカマに到着しました~!
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右手にスタッフォードシャーブルテリアを2匹飼っていてとってもかわいかったです。でも檻も小屋も小さかったな。
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右手のガラス戸のおばさんがいる辺りが受付です
入口を入るとこんな感じで天井の高い鉄工所のような造りです。
そして、これがスッカマです。
炭窯って初めて見ました。
ワクワクしてきた!
さて、入口右手に受付があります。
受付でお金を払うと、
フェイスタオル2枚と館内着、ロッカーの鍵をもらいます。
手前に脱衣所とお風呂がそれぞれ男女ありますので、まずは館内着に着替えます。
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こちらは女性の脱衣所とお風呂
韓国人の友達もここは初めて来たので勝手がわからないとのこと。
見ていると、ゴム草履や木の下駄を適当に共有している感じだったので、
だれかから水虫がうつるかもと少々心配をしました。
そのためあさとは靴下を履いたままでスッカマに入りました。
他にも靴下履いてる人も中にはいましたね。
裸足のほうが健康にはいいと思いますが、水虫感染の脅威には勝てん。
館内着に着替えて出てみると、
メインの窯から炭のかき出しが始まりました。
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おじさんが長い鉄のかき出し棒を使います。
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はいちょっと危ないからどいてくださいよ~
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ガサガサと奥から炭をかき出します
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ものすごい炎が見えてます熱もすごい!
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ボーーーッガサガサ...
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正面から見るとこんな感じ。溶岩の如し。
かき出しが終わると、その周りをお客さんが囲んで暖を取ります。
身体の表側を温めたり背中を温めたりみんな自由にしています。
木の椅子に座って温まったり、イスが足りてないので立ったままだったりです。
炭の前は人がいっぱいでなかなかいい場所が取れない状態です。
大人気。
スッカマは木が燃え尽きて炭になった状態をかき出し、
その熱気を浴びて汗を出すのがメインの方法のようですね。
韓国では昔から身体を温めて汗を出すというのが健康法の一つだそうです。
(日本も同じ考えがありますよね。)
身体の傷を熱気で温めて癒している年配の方がいたりして、
こうやって身体を癒してきたんだそうです。
また、メインの窯の右隣の窯内が温められているので、
その中に入って汗をかくこともできます。
他の施設では、炭を焚き終わった窯から炭をかき出しその中に入ることもあるようです。
この施設はそれをやっているのか、
最後まで居れなかったのでわかりません。
ちなみに炭をかき出した後の窯はコッパン(一番熱い)となり、
室温200℃とか半端ない温度なので、
頭から防熱のための布(タオルなど)を被ったりして入るそうです。
機会があればチャレンジしてみたいです。
サウナと外気浴
さあ、メインのスッカマの右隣の窯の中へ入ります。
窯には「熱い」と「めっちゃ熱い」(友達の説明まま)の2種類があります。
まずは「めっちゃ熱い」の窯へ。
中は照明があってこんな感じです。
大きさは6人位入ればいっぱいかなという広さ。
天井はドーム型になっています。
内側は土で塗られた壁。
窯の中の湿度は割と低めです。
でもかなり熱くて、高温ドライサウナのような感じですね。
温度はおそらく90℃以上。
「めっちゃ熱い」の方は、地面がかなり熱いので
地べたに座ることはできません。
木のイスと木の草履が必要です。
よくわかっていなかったし、木のイスもないし木の草履もなかったので、
私が施設のゴム草履のまま入って行ったら、
外からイモ(おば様)に
「それ(ゴム草履)で入ったらだめよ!」
らしきことを言われました。
それでありがたいことに木の草履を貸してくれました。
さすが韓国人じゃなさそうなのが入って来たので、
気になって見てくれてたんでしょう。
さて、運よくイスもゲットしました。
「めっちゃ熱い」の窯の中で、
主人と立ったり座ったりでサウナを楽しみます。
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立って壁のほうを向くと熱いです
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イスに座って寛いでいるとすぐに汗が...
窯は人の出入りで温度が下がるので、
ずっと温度が安定しているわけではないです。
でも、5分もいれば熱くて汗と水滴がポタポタと滴ります。
熱くなったので外へ出ます。
スッカマに水風呂はありません。
なので冷却は外気浴で行います。
外気浴はみんな写真の台の上で寝ころんだり、
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右手の台は座ったり寝ころんだりできるスペースです。
奥の外気浴スペースでゆっくりしたり。
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外気浴スペース。外の風が気持ちいいです!
水分補給して寛ぎます。
施設奥にある塩サウナにも入ります。
塩サウナ、思いのほか温かくて、
神戸サウナの岩盤浴位のいい温かさ。
すぐに汗が出てきます。
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お腹に温まった塩を乗せてお腹を温めるのも良し
塩サウナで寛いで携帯見たり本を読んだりしている人もいて、
こちらも自由な空間です。
いびきかいて寝てる人もいました。(気持ちよさそう...)
じっくりと寝ころんでいると内臓が温められて汗が出てきます。
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塩サウナの塩はこんな感じで3cmくらいの石ころサイズ
この部屋はオンドル。
ほんのり温かい床に寝ころんぶ休憩室。
この部屋の向かいには、
おばちゃんが丸い炭の焚火みたいなのをワイワイ囲んでいる小さな部屋があったのですが、
そこは満員御礼で入れませんでした。
水分補給はお水もたっぷり飲んで、
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写真ではわかりにくいですがどちらも結構な量あります。小さいボトルは500ml位、大きいボトルは1リットルくらい。飲み切れない量!
麦芽とご飯でできたほんのり甘いシッケとホンチョ(ザクロ酢)。
定番の飲み物で乾いた体を潤すのがチムジルバンの楽しみ。
定番のたまごは食べませんでした。
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たまご売ってます!
あれこれ2時間ほど楽しんた後は、シャワーで汗を流しました。
シャンプーとトリートメントは受付で1つ500w(約50円)で売ってますので、
受付の時についでに購入しておくのがいいかと思います。
スッカマの炭火でお昼ごはん
韓国で「焼肉食べましょう!」と言われたら、
焼肉=豚肉=サムギョプサル!
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5人分でお肉が若干少ないような気がすると友達が行ってました。
こちらのサムギョプサルは、
一度厨房の炭火で少し網焼きしたお肉が提供されます。
キムチ、巻き野菜、ごはん、わかめスープなどがついてます。
炭焼きのサムギョプサルは香ばしくてうんまい~!美味!
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炭火焼きはいい香り。お肉は肩ロースとバラ肉です。
焼きながらじゃんじゃんはさみで切ってくれる友達が焼いたお肉は、
焼き具合も最高でした。
利用料金
利用料金9000w(約900円)
時間制限もなく1日中居ることもできます。
食事は韓国人のお友達に任せていてちゃんと見てませんでした。
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韓国の田舎にあるスッカマはとっても貴重な体験でした。
韓国内にはスッカマがいっぱいあって、
地域によって施設の雰囲気もいろいろあるようです。
ソウル近郊にもスッカマはたくさんあるようなのですが、
みんなでお芋を焼いて食べたり、
温度設定がちがう窯がたくさんあったり、
他のスッカマ施設も機会あればぜひ行ってみようと思います!
※いこる:炭が赤くなった状態(あとから調べたら京都の方言だったようです。ネットで調べてると他の地域だと言わないみたいなので念のため補足しました。)
追記:最後に、YouTubeで今回行ったユサンチャムスッカマの紹介VTRを見つけたので貼っておきます。(韓国語)